人生イージーモードにするには。

新卒2ヶ月で適応障害になった20代女性のブログ。

適応障害から復活するために。 - ①ダラダラ期 part2

こんにちは。はなです。

少し更新に日を置いてしまいましたが、みなさまお元気ですか。

私の状況はあまり変わらず、日によって症状が異なるので、

調子に合わせて毎日を過ごしています。

 

今回も、ダラダラ期に行ったことを3つご紹介していきますね。

 

 

好きなことをする!

もうこれに関しては説明しなくてもわかるとも思いますが。

 

読めるなら本を読んでもいいですし、

観られるならYouTubeや映画を観てもいいです。

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とにかく好きなことをして、最高にダラダラ過ごしましょう。

 

好きなこともする気力がない…

という方は、ベッドに横になって天井を眺めていてもいいんです。

何かをしようと焦る必要はありません。

 

私自身、実は何もできなくなってしまった自分を受け入れることができず、

本を読もうとしたり、動画を観ようとしたりしました。

それはどれも、適応障害に関するものでした。

自分の病気について勉強しようと思ったのです。

 

でも診断後しばらくするまでは、本も動画もだめでした。

集中力が続かず、文字を読むのが苦痛で、動画も雑音に聞こえてしまって。

なんでこんなこともできないんだろう、

とまた悲観的になってしまうこともよくありました。

 

何日かしてできるようになってからは、

その2つが楽しめることがとても嬉しかったです。

 

それでもいまだに本を読むのが辛い日があるので、

できる日に、読めるだけ、マイペースで読むようにしています。

 

実は今、ゲームもできるようになって、

最近流行りの「あつ森」を楽しんでいます。笑

 

 

できることを探す!

症状が重いと、好きなことすらできない状況になることがあります。

実際私も、読書や動画鑑賞が好きでも、それが叶わない日が多々ありました。

 

家事をするにも、倦怠感が強く、料理も作れない…。

母と同居するようになってからは、私が休みの日は夕飯担当でした。

 

しかし、仕事で疲れた母が帰ってくるというのに、

夕飯を作ることもできない。

嘆く私に、母は優しい言葉をかけてくれますが、

私はただただ自分を責めていました。

 

そんな状態の私にもできたのは、

「塗り絵」でした。

 

私が購入した塗り絵の本を下に貼り付けておきますね。 

 

一日、30分や1時間程度でも、

この塗り絵だけはやることができました。

 

塗り絵を始めたときは、何色にするかで悩んで、全然色を決められなかったのですが、

これは判断力が低下していたからだろうと思います。

 

ちなみに塗り絵は、作業療法の一環として行われることもある、

れっきとした治療なんです。

 

塗り絵には、精神の安定作用があるようです。

例えばもくもくと色を塗っていると、呼吸が安定し、自律神経の乱れが改善します。

また、アートセラピーと呼ばれることもあるように、

鮮やかな色を塗っていくことで、無心になり、リラックスすることができます。

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確かに塗り絵をしている間は、職場のことを考えたり、

できない自分を責めたりすることはなかったので、

塗り絵効果絶大、といったところでしょうか。笑

 

 

ぼーっとする!

これ、多分やろうと思ってできるものでもないんですが、

ぼーっとして時間が経っていると、

 

「私、こんなに時間を使って何をしていたんだろう?」

「何もせずに時間が経ってしまった…」

 

と自分を責めてしまうことがあります。

 

でも、いいんです。

脳が疲れているので、ぼーっとする時間も必要なのです。

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ぼーっとしようとしなくても、

起きているとだんだん焦点が合わなくなって、

気づくと時間が経っている…

 

私はそんなパターンでした。

いろんなパターンがあると思いますが、

のんびりぼーっと過ごす時間も大切にしましょう。

体を休めることも大事ですが、脳を休ませることも同じくらい大事なことなのです。

 

 

おわりに

私がダラダラ期にやったことは、理解していただけましたでしょうか?

 

大したことはしてないのですが、共通しているのは、

とにかくダラダラして、身体が求めるようなことをしたということです。

 

こんなダラダラしていいのだろうか、なんて悩んでいた時期も忘れるほど、

私は思いっきりダラダラしました。笑

今は、ブログを書いたり、ゲームをしたりして、

できるようになったことを楽しんでいます。

 

病気になってできなくなったことも、いつかまたできる時が必ずきます。

 

今は悲観的にしか考えられないかもしれないけれど、

必ず夜は明けます。トンネルも抜けられます。大丈夫です!

 

もし、どうにもできない、誰にも相談できないときは、

ここのコメント欄にでも書き連ねてください。

こんな私でよければ、少しお話しましょうね。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

適応障害から復活するために。 - ①ダラダラ期 part1

こんにちは。はなです。

休職して1ヶ月が経ち、段々と自責感などの感情が薄れてきました。

まだまだ外出するには抗不安薬が必要になったり、深呼吸しないと苦しくなったりと色々症状は出ますが、以前よりだいぶよくなってきたのでは?と勝手に思っています。笑

 

適応障害の休養には、①ダラダラ期、②活動期、③復職期、という段階があるそうです。

私の現状としては、こうしてブログを書く意欲も湧いてきているので、そろそろ活動期に移行してきたかな?と思います。

ただ、まだ日によって何もできない日があるので、まちまちですが。

 

そこで今回は、休養の最初の段階である、ダラダラ期にやっていたことをまずは3つご紹介します。

 

 

 

とにかく寝る!

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適応障害と診断されてまもなくは、処方された薬を飲み始めたばかりで、副作用の眠気がすごかったです。

それに、働き詰めで睡眠時間がほとんど取れていなかったので、それを取り戻すようにとにかく寝て過ごしました。

 

 

正直、起きていると職場のことや、同期のこと、働いている友人や家族のことを考えてしまい、なんで自分は働いてないんだろうと自分を責めてしまっていました。

これもこの病気のせいなのですが、とにかく起きているのが辛かった。

 

いろんなことが頭をぐるぐると巡って、いつも最終的には、

「自分は生きている価値がない」

そんなふうに思っていました。

 

だから、起きていると現実を突きつけられているような気がして、

夢の中に逃避したくなっていたのです。

 

それでも、まだまだ眠りが浅く、30分や1時間ごとに起きてしまって、

幸せな夢から引き戻されていました。

 

今思い出しても、起きてしまったあの瞬間は、本当に辛かったです。

 

 

とにかくベッドから出ない!

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上記の「とにかく寝る!」と似ているように思えますが、

起きている時間も、ベッドから出ずに過ごしました。

ベッドから出たのは、食事とトイレ、洗面、お風呂のときぐらい。

私の場合、倦怠感もあったので、起き上がるのが辛くて、それすらもエネルギーが必要だったのです。

 

横になってばかりいると、それはそれで節々が痛くなってくるものですが。笑

座ると呼吸がしづらくなってしまうのか、苦しくなってしまうので、肩や腰が痛くても、とにかく横になっていました。

 

スマホをいじったり、YouTubeを観たりするのですが、

文字を読むのが億劫に感じられたり、動画の音声がうるさく感じられたりして、

結局ぼーっとしている時間の方が長かったように思います。

 

でもぼーっとしていると、また職場のことを考えていて、

気づくと自分のことを責め続け、しくしく泣いていました。

 

それでも、一番エネルギーを使わない状態でいるのが楽だったので、

ほとんどベッドから出ずに過ごしました。

 

人によっては座っている方が楽だ、などなどあるかもしれませんので、

その人の身体が楽な方法でいるのが一番だと思います。

 

 

とにかく食べる!

休み始めてからは、全く食べられない状況から、少しずつ食べられるようになっていきました。

 

その秘訣は…

 

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食欲が無くても、母から

「食べないと元気になるものもならない!

 食べないとだめよ!」

と怒られてしまうので(子供の頃に戻ったみたい)、

食べられる分だけでも食べなくてはいけなかったのです。笑

 

仕事で母が家をあけた時も、帰ってくると

「ちゃんとご飯食べた?」

としばらく聞いてくるぐらい、食事に関しては厳しかったです。笑

 

 

そのおかげもあってか、普通量の食事がとれるようになるまで、

私の場合、そう時間はかかりませんでした。

 

荒療治でも食事ができるようになりたい!と思う方は、試してみてもいいかもしれません。

吐き気が強い方など、いやどの方にも、あまりおすすめはしませんが…。

 

 

おわりに

ダラダラ期の名前の通り、この時期はとにかくダラダラすることが仕事。

最初は、「こんなに怠けていていいのかな」と不安になることもありますが、

いいんです。それが今やらなくてはいけないことなんです。

 

適応障害は立派な病気です。

ストレスがかかり続けた結果、脳が正常に働けなくなってしまうのです。

 

だからこそ休養の初期には、とにかくダラダラして、脳を休ませてあげましょう。

もちろん、身体も同じです。

頑張り続けた身体も、脳と同じようにきっとぼろぼろになっているはずです。

 

たくさん休んで、あなたの身体や脳が正常に働くようになったら、

また活動していきましょうね。

 

必ず、それができる時がきますよ。

私も半信半疑でしたが、前向きに物事が考えられるようになりました。

 

これを読んでいる方の中に、診断直後の方がいましたら、

たくさん休んで、好きなことをして、好きなようにゆっくり過ごしてくださいね。

私も引き続き休養していきますので、一緒に休みましょう。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

適応障害と診断された後の1週間。

こんにちは。はなです。

今日は、私が「適応障害」と診断された後の1週間について、お話します。

あまりオススメできる生活の仕方ではないのですが、一例として読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

適応障害と診断された日。

以前、自己紹介の記事でも少しお話しましたが、

適応障害」と診断されて、初めて自分が病気なのだと気づかされました。

 

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そして主治医からは、

「まずはゆっくり休んでください。

 食べられそうであれば食べて、眠いときは寝てください。」

そんなふうに言われました。

 

その指示通り、ゆっくり休もう、そんなことをぼんやり思っていましたが、

でも、休むって、何をしたら良いんだろう…?

先生の言うことを聞くなら、いわゆる“食っちゃ寝”というやつでは…?

そんな堕落した生活で良いのか…?

 

「元気になってきたら、転職活動したりして、

 そうやって復活していく人もいますから。」

 

転職活動か…。確かに、今の私にも必要なことだとは思いましたが、

実際どんなふうに生活したら良いのか、全然わかりませんでした。

そもそも、ストレスでいっぱいになった頭では、考えるということが難しくなっていたのです。

 

 

母と娘、北鎌倉にて。

適応障害」と診断され、職場になんて説明しようか、とても迷っていました。

入職して2ヶ月でこんなふうになってしまう新人なんて、迷惑でしかないよなあ…。

と、不安でいっぱいになっていました。

 

でもまあいっか!どうせこんな職場辞めるんだし!

と開き直っている私がいたのも事実です。笑

 

 

そんな時、母が私に声をかけてきました。

「北鎌倉行かない?」

 

気分転換しよう、と誘ってくれたのです。

正直、外に出るのも億劫になっていましたが、

自然の空気を吸ってリフレッシュしたい、とも思ったので、母と一緒に行くことにしました。

 

幸い、自宅からは電車で片道1時間ほどで移動ができたので、

現実逃避するには近すぎず遠すぎず、丁度良い場所でした。

 

 

しかし、ここで問題が発生します。

 

いざ電車に乗ろうとすると、汗が吹き出て、動悸がし、お腹が痛くなる。

緊張感、不安感、吐き気、などの症状が一気に押し寄せてきたのです。

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私、本当にどうしちゃったんだろう?

数日前までは、普通に電車に乗って、職場まで行っていたというのに…。

 

 

でも、母に心配をかけたくない私は、

「大丈夫。」

と言って無理に電車に乗り、こっそり深呼吸を繰り返して、北鎌倉まで行きました。

 

 

私の母は円覚寺が大好きで、庭園が見える場所でゆっくり話を始めました。

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円覚寺にある庭園

 

「おかしいよ、あんたの職場。

 今のところ辞めたって、他にも働くところなんかいっぱいあるよ。」

 

正直、母の気持ちは嬉しかったのですが、少しだけ迷っている自分がいるのも確かでした。

一番の心配事は、同期のことでした。

同じ状況で苦しんでいる仲間を見捨てるようなことだけは、絶対にしたくなかったのです。

 

「退職するってことを伝えつつ、今までの不満とか全部メールに書いてやったら?

 きっとその上司、今のあんたたちの状況を知らないんだと思うよ。」

 

母にアドバイスをもらって、適応障害と診断され、退職したいということと、

現在の状況や、先輩に言われたこと(主に腹が立つこと)をメールに書き、

もうあんな職場に行かなくて良いんだ!と意気込んでいました。

 

そして翌日、ある決断をするのです。

 

 

転職サイトに登録してみるも…

メールを送ってやったぞ!という謎のハイテンションのまま、

私はいくつかの転職サイトに登録することにしました。

主治医も、転職活動をして元気になっていった人もいると言っていたので、

次の月から働こうと思っていたのです。

 

専門職ということもあったので、すぐに働く場所は見つかるだろうと思っていました。

そして、毎日のようにいろんな転職サイトの担当者とお話して、いろんな職場を紹介してもらうことができました。

しかし、なかなか条件に合う職場が見つからない。

それでも、絶対にどこか入れる職場があるはず、そう信じて、日々忙しく転職活動を行っていました。

 

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そしてとある日、ある担当者から

「勤続1年以上あると、もう少しご紹介できるのですが…

 2ヶ月ですと、現状ではなかなか難しい状況でして…。」

と言われてしまったのです。

 

 

2ヶ月で辞めると転職先がない。

 

それが現実でした。

誰も、2ヶ月で逃げるような人材は求めていない。

そんな弱い私は、社会から必要とされていない…。

 

 

休めと主治医に言われていたにもかかわらず、毎日忙しくしていた反動もあり、

そこから私は、どんどん精神の深い闇に落ちていってしまいました。

 

 

ひどくなる症状。

転職先がない、とわかると、いっそう塞ぎ込むようになりました。

あんな職場辞めて、絶対いいところで働くんだ!とハイになっていた反動がきたのです。

 

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社会から必要とされていない自分なんて、

社会の歯車にすらなれない自分なんて、

生きている価値はあるんだろうか…

 

同期は今も頑張って働いている。

なのに自分は、布団にくるまって、泣いているだけ。

 

 

自責感や不安感、悲しみや無価値感など、

とにかくいろんな負の感情が一気になだれ込んできました。

 

そんな気持ちであっても、転職サイトの担当者からどんどん連絡がきます。

そして判断力の鈍った頭で少し考えて、決意しました。

 

「転職サイトを退会しよう…

 そして、少し休もう。」

 

1週間経過してやっと、休養しようと思えたのです。

 

 

おわりに

休養してる場合じゃない。

早く働く場所を見つけなければ。

 

自分の身体の状態など顧みず、休養しなかった末路です。笑

 

休んでる暇なんかない!

と思うこと自体、間違っていたのですが…

 

焦りは禁物。

身体が休みを欲しているのに、無視して活動を続けると、

ストレスばかりがかかってこうなってしまいます。

 

精神疾患でなくとも、休みなしで働くと、いつか壊れてしまいます。

私のようにならないためにも、休めと言われたのだからまずは休む!

 

特に、こうした精神疾患の診断を受けた方は、脳が疲れています。

そんな時に活動しても空回って酷くなる一方なので、

まずは休みましょうね。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

適応障害ってなに? 自分の経験も交えつつ。

こんにちは、はなです。皆さんいかがお過ごしですか。

今回は、私が診断された「適応障害」とはなんぞや、ということをお話していきたいと思います。

 

 

適応障害とは

適応障害とは、あるストレスによるさまざまな感情や行動の症状によって、仕事や学業など、その人の生活に大きな影響を及ぼしているものです。

適応障害の誘因になるストレスは、職場環境、学校での出来事や人間関係など、誰でも起こりうるものなのです。

 

また、適応障害はきっかけとなる出来事や変化から1〜3ヶ月以内に発症するとされています。

原因がはっきりしているため、その原因を解消することで症状改善につながることがほとんどですが、それができない場合には、症状が慢性化してしまう可能性があります。

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私の場合は、完全に就職がきっかけでした。

職場環境が悪く、人間関係がギスギスしていたことなど、今となっては誘因となったストレスを考えればいくらでも思いつきます。

 

幸い同期の仲は良く、最初の頃は助け合って働けていたのですが、

マンツーマンで先輩にフォローされていたため、だんだん同期同士で話す機会がほとんどなくなってしまいました。(確認はフォローの先輩に行うため)

さらに新人はみんな残業しており、帰る時間もバラバラだったため、帰り道で話すこともできなかったのです。

そしてこのコロナ禍のせいもあり、飲みに行って親交を深めたり、愚痴を言ってストレス発散することも叶いませんでした。

こうしたことも影響したのかもしれませんね。

 

 

適応障害の症状

適応障害の症状は、人によってさまざまです。

うつ病と違って、こうした症状はストレス因から離れると改善し、ストレス因が迫ると症状が強くなるといった特徴があります。

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情緒的症状

 気分の落ち込み、涙もろさ、意欲低下、

 動悸、焦燥感、イライラ、緊張、怒りなど

 

身体的症状

 起床困難、頭痛、倦怠感、めまい、腰背部痛、

 腹痛、不眠、食欲不振、疲れやすいなど

 

問題行動

 欠勤・欠席、早退、遅刻、暴飲暴食、ギャンブル中毒、喧嘩など

 

 

私の場合は、吐き気からくる食欲不振、涙もろさ、不眠、倦怠感などが主でした。

ここに記載した問題行動は一つもなかったのですが、やはり人によっては、ストレス因から逃れるためにこうした行動を起こしてしまう方もいるようです。

 

これは余談なのですが、職場に行くとずっと緊張感が抜けず、普段から肩こりや腰痛に悩まされていました。

就職してからというもの、2週間に一度は整体に通って、体のメンテナンスをしているのですが、休職することが決まってすぐに整体に行った時、担当の整体師さんから

 

「全身緊張してますね〜。

 仕事、大変ですか?」

 

と言われたことがありました。

もちろん、適応障害のことなど一言も言っていないのですが、体にはかなりの負担をかけていたようです。

その日の施術は、どこをマッサージされても、とにかく痛かったのを覚えています。笑

 

 

 

適応障害の治療

まずは、ストレス因から離れること。

適応障害は、ある環境に適応できなくなって起こる病気です。

私のように職場環境に適応できなかった場合は、休職したり、退職したりすることが治療の一環なのです。

それがうまくいかず、ストレス因から離れることができないと、うつ病などに移行する可能性もあります。

 

また、自身の考え方の癖を見直す認知行動療法や、問題や症状に絞って解決策を探していく問題解決療法などの治療方法もあります。

うつ病と違って適応障害では、薬物療法より、認知行動療法問題解決療法などが功を奏すそうです。

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ですが、補助的に薬物を処方し、症状を抑えることもあります。

実際に私も、抗うつ薬抗不安薬、睡眠剤などの薬が処方されています。

少なくとも、現在は食事がとれるようになり、不眠の症状もかなり改善されているので、薬物療法は無駄ではなかったと思っています。

 

 

おわりに

適応障害は誰にでも起こりうる病気です。

適応障害になる人は、決して弱いからではないのです。

私の場合、新しい環境に適応できずにさまざまな症状が起こりました。

しかし慣れた環境であっても、上司が変わったり、急に忙しくなったり、仕事内容が変わったり…など、きっかけは本当にいろんなところに隠れています。

 

皆さんの周囲に、そんなきっかけはありませんか?

皆さん自身や皆さんの周囲に、似たような症状で苦しんでいる方はいませんか?

 

精神疾患は、なるのはあっという間ですが、治るまでには時間がかかることが多いです。

 

 

なんだか最近、心が疲れているな… と思ったら、ぜひ休んでください。

私も、そんなこと言ったって休めないよ!と思っていました。

でもこんなふうになって痛感しています。

 

休むことも仕事なのです。

 

皆さんには、私と同じような体験をしてほしくない。

どうか、しっかり休んでください。

好きなものを食べて、眠くなったら眠る。

それが、とても大切なことなのです。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

まずは自己紹介。

初めまして。

はなと言います。

 

やっと就職したと思った矢先、2ヶ月で適応障害と診断され、現在休職中です。

好きな食べ物はたこ焼きとアボカド。なんでも薄味が好み。

好きな動物は犬と猫です。(でも動物は大体好き)

以前シェルティとイタグレというワンちゃんを飼っていましたが、数年前2匹ともお空に旅立ってしまいました。

その後一緒に生きる家族が欲しくなり、現在はノルウェージャンフォレストキャットという、犬レベルまでデカくなる(らしい)ネコちゃん1歳♂と暮らしています。

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うちのノルウェージャン。

 

 

今回の記事では、私が適応障害になった経緯をざっくりと紹介します。

 

 

就職後の生活。

大学卒業後にとある専門学校へ行き、数年勉強した後、やっと就職した私。

大学の同級生は先に社会人となっていたので、数年遅れで就職した時はやっと働ける!と嬉しかったのを覚えています。

やる気も十分で、張り切って毎日を過ごしていました。

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しかし、新人とはいえ激務が続き、月の残業時間は40時間に。

さらに家に帰っても勉強、勉強の毎日…。

休日も休む時間より、勉強する時間に充てていました。

そうしないと追いつかなかったからです。

 

気づけば吐き気が酷く食事がとれなくなり、持ってったお弁当は手付かずで持ち帰る始末。

帰宅して、同居している母の顔を見ると、特に職場でトラブルがあったわけでもないのに、安心感からか延々と泣き続けていました。

さすがに変だと思った母が、「もう仕事に行かなくていい」と言ってくれたのですが、ここで休むともう職場に行けなくなると思った私は、翌日も出勤。

 

しかし、記憶力や判断力が極端に低下し、さっき先輩に言われたことすら思い出せない。

次に何をしたら良いのか、全くわからない。

この日の勤務もなんとか終え、鉛のような体で帰宅すると、母の心配そうな顔をみて、5秒で泣き出す私。

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これはもうだめだ。明日は、病院へいこう。

涙を流しながら、そう決意しました。

 

 

私が適応障害

とにかく吐き気が酷くて、ご飯が食べられなかったことが何より辛かった。

何しろ、炭水化物が大好きな大食い娘だった私が、ほとんど食事ができなくなったのですから。

 

運良く、当日受付をしているクリニックがあり、その日のうちに行くことができました。

そして、現在の状況と、出現している症状について話すと、主治医の先生は言いました。

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「この状態を診断するならば…適応障害ですね。」

 

てきおうしょうがい?

あの深キョンがなったと話題の、あの病気ですよね。

 

「しかも、結構セロトニンが出なくなってると思いますよ。

 診断書には、抑うつ状態とも書いておきます。」

 

私は病気だったのか…。

ここで、専門家に診てもらって初めて、自分が本格的に病気になっていたことを知ったのです。

 

 

職場環境に問題あり?

確かに、精神的に辛かったとは思っていたけれど、新人だし、みんな通る道だと思っていました。

私だけが辛いわけじゃない。弱音なんて吐いてる場合じゃない。

数日休んだら、また出勤しなくちゃならない…。

でも、あの職場にもう一度行けるかと言われると、…それは無理だ。

 

「はなさん。

 この診断書には、職場環境に問題があるってことを書いておきますから、

 上司にこれを出して、異動できるかどうかお話してみてください。

 異動先でまた働けるなら良いですし、退職したいならそれでもいいと思いますよ。」

 

その時、私は退職したいと強く思っていました。

詳しくはまた別の機会にお話しようと思いますが、とにかくひどい職場でした。

その日はこれで終了し、とりあえず受診結果と退職したい旨を上司にメールで報告(電話には出ない変な上司だった)すると、翌日職場から電話がかかってきました。

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「内容はわかりました。辛かったんですね…。

 もっと早く休んでよかったのに。

 ここで退職してしまうと、あなたのキャリアとしてはよくないと思う。」

 

そんな内容のことを言われ、退職はひとまず踏みとどまることに。

もっと早く休んでよかったという割に、スタッフのことを守ってくれない上司でした。

それをわかっていたので、上司との電話に緊張しながらも、内心腹が立っていました。

そして、一つのことがこの電話ではっきりしました。

 

異動という選択肢はない。

復帰するなら元の職場しかない。

 

新人だから仕方がないのかもしれませんが、やっぱり異動はできませんでした。

 

 

そして、休職へ。

上司に報告した結果、どうやら異動の選択肢はないようだ、ということを主治医に話すと、

 

「うーん、そうですか。はなさんの状況がよくなっても、

 元の職場に戻っては同じことの繰り返しになってしまいます。

 それなら、思い切って2ヶ月ぐらい、休職しましょう!」

 

あの職場に、2ヶ月も行かなくて済むのか…。

そんなふうに考えた私は、ほっと胸を撫で下ろしました。

少し休もう。休んで良いんだと、お医者さんが言ってくれたんだから。

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そして、現在の職場を休職することになりました。

今は、だいぶ症状も安定してきたので、いかに自分が生きづらい環境で生きてきたのかを実感しています。

 

 

このブログでは。

私のように精神疾患をお持ちの方や、人生生きづらいな、と感じている方に向けて、

どうやったら生きやすくなるのか、私の経験も踏まえて発信できたらと思っています。

 

症状が安定していると言っても、まだまだ波があることには変わりないので、

自分のペースで更新していこうと思っています。

皆さんも、自分のペースを大事に生きてくださいね。

 

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。