人生イージーモードにするには。

新卒2ヶ月で適応障害になった20代女性のブログ。

適応障害と診断された後の1週間。

こんにちは。はなです。

今日は、私が「適応障害」と診断された後の1週間について、お話します。

あまりオススメできる生活の仕方ではないのですが、一例として読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

適応障害と診断された日。

以前、自己紹介の記事でも少しお話しましたが、

適応障害」と診断されて、初めて自分が病気なのだと気づかされました。

 

f:id:easy-mode:20210710113755j:plain

そして主治医からは、

「まずはゆっくり休んでください。

 食べられそうであれば食べて、眠いときは寝てください。」

そんなふうに言われました。

 

その指示通り、ゆっくり休もう、そんなことをぼんやり思っていましたが、

でも、休むって、何をしたら良いんだろう…?

先生の言うことを聞くなら、いわゆる“食っちゃ寝”というやつでは…?

そんな堕落した生活で良いのか…?

 

「元気になってきたら、転職活動したりして、

 そうやって復活していく人もいますから。」

 

転職活動か…。確かに、今の私にも必要なことだとは思いましたが、

実際どんなふうに生活したら良いのか、全然わかりませんでした。

そもそも、ストレスでいっぱいになった頭では、考えるということが難しくなっていたのです。

 

 

母と娘、北鎌倉にて。

適応障害」と診断され、職場になんて説明しようか、とても迷っていました。

入職して2ヶ月でこんなふうになってしまう新人なんて、迷惑でしかないよなあ…。

と、不安でいっぱいになっていました。

 

でもまあいっか!どうせこんな職場辞めるんだし!

と開き直っている私がいたのも事実です。笑

 

 

そんな時、母が私に声をかけてきました。

「北鎌倉行かない?」

 

気分転換しよう、と誘ってくれたのです。

正直、外に出るのも億劫になっていましたが、

自然の空気を吸ってリフレッシュしたい、とも思ったので、母と一緒に行くことにしました。

 

幸い、自宅からは電車で片道1時間ほどで移動ができたので、

現実逃避するには近すぎず遠すぎず、丁度良い場所でした。

 

 

しかし、ここで問題が発生します。

 

いざ電車に乗ろうとすると、汗が吹き出て、動悸がし、お腹が痛くなる。

緊張感、不安感、吐き気、などの症状が一気に押し寄せてきたのです。

f:id:easy-mode:20210710114049j:plain

私、本当にどうしちゃったんだろう?

数日前までは、普通に電車に乗って、職場まで行っていたというのに…。

 

 

でも、母に心配をかけたくない私は、

「大丈夫。」

と言って無理に電車に乗り、こっそり深呼吸を繰り返して、北鎌倉まで行きました。

 

 

私の母は円覚寺が大好きで、庭園が見える場所でゆっくり話を始めました。

f:id:easy-mode:20210710112840j:plain

円覚寺にある庭園

 

「おかしいよ、あんたの職場。

 今のところ辞めたって、他にも働くところなんかいっぱいあるよ。」

 

正直、母の気持ちは嬉しかったのですが、少しだけ迷っている自分がいるのも確かでした。

一番の心配事は、同期のことでした。

同じ状況で苦しんでいる仲間を見捨てるようなことだけは、絶対にしたくなかったのです。

 

「退職するってことを伝えつつ、今までの不満とか全部メールに書いてやったら?

 きっとその上司、今のあんたたちの状況を知らないんだと思うよ。」

 

母にアドバイスをもらって、適応障害と診断され、退職したいということと、

現在の状況や、先輩に言われたこと(主に腹が立つこと)をメールに書き、

もうあんな職場に行かなくて良いんだ!と意気込んでいました。

 

そして翌日、ある決断をするのです。

 

 

転職サイトに登録してみるも…

メールを送ってやったぞ!という謎のハイテンションのまま、

私はいくつかの転職サイトに登録することにしました。

主治医も、転職活動をして元気になっていった人もいると言っていたので、

次の月から働こうと思っていたのです。

 

専門職ということもあったので、すぐに働く場所は見つかるだろうと思っていました。

そして、毎日のようにいろんな転職サイトの担当者とお話して、いろんな職場を紹介してもらうことができました。

しかし、なかなか条件に合う職場が見つからない。

それでも、絶対にどこか入れる職場があるはず、そう信じて、日々忙しく転職活動を行っていました。

 

f:id:easy-mode:20210710122324j:plain

そしてとある日、ある担当者から

「勤続1年以上あると、もう少しご紹介できるのですが…

 2ヶ月ですと、現状ではなかなか難しい状況でして…。」

と言われてしまったのです。

 

 

2ヶ月で辞めると転職先がない。

 

それが現実でした。

誰も、2ヶ月で逃げるような人材は求めていない。

そんな弱い私は、社会から必要とされていない…。

 

 

休めと主治医に言われていたにもかかわらず、毎日忙しくしていた反動もあり、

そこから私は、どんどん精神の深い闇に落ちていってしまいました。

 

 

ひどくなる症状。

転職先がない、とわかると、いっそう塞ぎ込むようになりました。

あんな職場辞めて、絶対いいところで働くんだ!とハイになっていた反動がきたのです。

 

f:id:easy-mode:20210710124013j:plain

 

社会から必要とされていない自分なんて、

社会の歯車にすらなれない自分なんて、

生きている価値はあるんだろうか…

 

同期は今も頑張って働いている。

なのに自分は、布団にくるまって、泣いているだけ。

 

 

自責感や不安感、悲しみや無価値感など、

とにかくいろんな負の感情が一気になだれ込んできました。

 

そんな気持ちであっても、転職サイトの担当者からどんどん連絡がきます。

そして判断力の鈍った頭で少し考えて、決意しました。

 

「転職サイトを退会しよう…

 そして、少し休もう。」

 

1週間経過してやっと、休養しようと思えたのです。

 

 

おわりに

休養してる場合じゃない。

早く働く場所を見つけなければ。

 

自分の身体の状態など顧みず、休養しなかった末路です。笑

 

休んでる暇なんかない!

と思うこと自体、間違っていたのですが…

 

焦りは禁物。

身体が休みを欲しているのに、無視して活動を続けると、

ストレスばかりがかかってこうなってしまいます。

 

精神疾患でなくとも、休みなしで働くと、いつか壊れてしまいます。

私のようにならないためにも、休めと言われたのだからまずは休む!

 

特に、こうした精神疾患の診断を受けた方は、脳が疲れています。

そんな時に活動しても空回って酷くなる一方なので、

まずは休みましょうね。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。