適応障害と診断された後の1週間。
こんにちは。はなです。
今日は、私が「適応障害」と診断された後の1週間について、お話します。
あまりオススメできる生活の仕方ではないのですが、一例として読んでいただけると嬉しいです。
適応障害と診断された日。
以前、自己紹介の記事でも少しお話しましたが、
「適応障害」と診断されて、初めて自分が病気なのだと気づかされました。
そして主治医からは、
「まずはゆっくり休んでください。
食べられそうであれば食べて、眠いときは寝てください。」
そんなふうに言われました。
その指示通り、ゆっくり休もう、そんなことをぼんやり思っていましたが、
でも、休むって、何をしたら良いんだろう…?
先生の言うことを聞くなら、いわゆる“食っちゃ寝”というやつでは…?
そんな堕落した生活で良いのか…?
「元気になってきたら、転職活動したりして、
そうやって復活していく人もいますから。」
転職活動か…。確かに、今の私にも必要なことだとは思いましたが、
実際どんなふうに生活したら良いのか、全然わかりませんでした。
そもそも、ストレスでいっぱいになった頭では、考えるということが難しくなっていたのです。
母と娘、北鎌倉にて。
「適応障害」と診断され、職場になんて説明しようか、とても迷っていました。
入職して2ヶ月でこんなふうになってしまう新人なんて、迷惑でしかないよなあ…。
と、不安でいっぱいになっていました。
でもまあいっか!どうせこんな職場辞めるんだし!
と開き直っている私がいたのも事実です。笑
そんな時、母が私に声をかけてきました。
「北鎌倉行かない?」
気分転換しよう、と誘ってくれたのです。
正直、外に出るのも億劫になっていましたが、
自然の空気を吸ってリフレッシュしたい、とも思ったので、母と一緒に行くことにしました。
幸い、自宅からは電車で片道1時間ほどで移動ができたので、
現実逃避するには近すぎず遠すぎず、丁度良い場所でした。
しかし、ここで問題が発生します。
いざ電車に乗ろうとすると、汗が吹き出て、動悸がし、お腹が痛くなる。
緊張感、不安感、吐き気、などの症状が一気に押し寄せてきたのです。
私、本当にどうしちゃったんだろう?
数日前までは、普通に電車に乗って、職場まで行っていたというのに…。
でも、母に心配をかけたくない私は、
「大丈夫。」
と言って無理に電車に乗り、こっそり深呼吸を繰り返して、北鎌倉まで行きました。
私の母は円覚寺が大好きで、庭園が見える場所でゆっくり話を始めました。
「おかしいよ、あんたの職場。
今のところ辞めたって、他にも働くところなんかいっぱいあるよ。」
正直、母の気持ちは嬉しかったのですが、少しだけ迷っている自分がいるのも確かでした。
一番の心配事は、同期のことでした。
同じ状況で苦しんでいる仲間を見捨てるようなことだけは、絶対にしたくなかったのです。
「退職するってことを伝えつつ、今までの不満とか全部メールに書いてやったら?
きっとその上司、今のあんたたちの状況を知らないんだと思うよ。」
母にアドバイスをもらって、適応障害と診断され、退職したいということと、
現在の状況や、先輩に言われたこと(主に腹が立つこと)をメールに書き、
もうあんな職場に行かなくて良いんだ!と意気込んでいました。
そして翌日、ある決断をするのです。
転職サイトに登録してみるも…
メールを送ってやったぞ!という謎のハイテンションのまま、
私はいくつかの転職サイトに登録することにしました。
主治医も、転職活動をして元気になっていった人もいると言っていたので、
次の月から働こうと思っていたのです。
専門職ということもあったので、すぐに働く場所は見つかるだろうと思っていました。
そして、毎日のようにいろんな転職サイトの担当者とお話して、いろんな職場を紹介してもらうことができました。
しかし、なかなか条件に合う職場が見つからない。
それでも、絶対にどこか入れる職場があるはず、そう信じて、日々忙しく転職活動を行っていました。
そしてとある日、ある担当者から
「勤続1年以上あると、もう少しご紹介できるのですが…
2ヶ月ですと、現状ではなかなか難しい状況でして…。」
と言われてしまったのです。
2ヶ月で辞めると転職先がない。
それが現実でした。
誰も、2ヶ月で逃げるような人材は求めていない。
そんな弱い私は、社会から必要とされていない…。
休めと主治医に言われていたにもかかわらず、毎日忙しくしていた反動もあり、
そこから私は、どんどん精神の深い闇に落ちていってしまいました。
ひどくなる症状。
転職先がない、とわかると、いっそう塞ぎ込むようになりました。
あんな職場辞めて、絶対いいところで働くんだ!とハイになっていた反動がきたのです。
社会から必要とされていない自分なんて、
社会の歯車にすらなれない自分なんて、
生きている価値はあるんだろうか…
同期は今も頑張って働いている。
なのに自分は、布団にくるまって、泣いているだけ。
自責感や不安感、悲しみや無価値感など、
とにかくいろんな負の感情が一気になだれ込んできました。
そんな気持ちであっても、転職サイトの担当者からどんどん連絡がきます。
そして判断力の鈍った頭で少し考えて、決意しました。
「転職サイトを退会しよう…
そして、少し休もう。」
1週間経過してやっと、休養しようと思えたのです。
おわりに
休養してる場合じゃない。
早く働く場所を見つけなければ。
自分の身体の状態など顧みず、休養しなかった末路です。笑
休んでる暇なんかない!
と思うこと自体、間違っていたのですが…
焦りは禁物。
身体が休みを欲しているのに、無視して活動を続けると、
ストレスばかりがかかってこうなってしまいます。
精神疾患でなくとも、休みなしで働くと、いつか壊れてしまいます。
私のようにならないためにも、休めと言われたのだからまずは休む!
特に、こうした精神疾患の診断を受けた方は、脳が疲れています。
そんな時に活動しても空回って酷くなる一方なので、
まずは休みましょうね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。